2005年11月18日

【第5話】彼、父に会う

いざ結婚が決まって彼が私の両親にあいさつに来た時の事。

いきなり私の父親が初対面の彼に向かって「あんた、給料なんぼもらってるんや?」

かなり個性的な父で、色々なびっくり発言には母と私は慣れているのでその程度の発言は何とも思いませんでしたが彼は驚いたようでした。

ところで結婚に関して大きな問題を彼と私は忘れていました。

   ・・・・・お金がない・・・・・特に彼。

何はともあれその日から1年後の結婚に向かって猛然とふたりで貯金を始めました。
何とか、教会での結婚式とハネムーン費用は捻出できる運びとなりました。

でも問題はまたまた父。結納も披露宴もしないと決めていたのに父が「そんな事は許さん!」と怒りまくり、結局するはめになってしまいました。

今思っても結納と披露宴はしなければ良かったと思っています。

でも、でも一番のお楽しみはやっぱりウエディングドレス。

自分のウエディングドレスは絶対自分で作ろうと決めていました。
posted by まりんぼ at 16:14| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | (3〜8話)恋愛そして結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【第4話】それってプロポーズ?

私の26才の誕生日。大阪梅田のジャズバーの様なお店で彼とふたりでお酒を飲んでいました。

とりとめも無い話をしながら彼がポケットから出したものは、指輪。では無くて、賃貸情報誌の
たーくさんの切り抜き。しかもどれも似たような価格帯。

彼「これ見て。」 私「(心の中で)見たけど、それが何なの。」

??????

彼「自分の給料では住める所はこんな感じかな。」

???それってプロポーズ???

今でもそれは謎です。^^;

その次の言葉がすこーし腹が立つんです。

「僕は男やからまだいいけど、奈美ちゃん、もういい年やし・・・」

どっかーん!!私のために結婚するんかい!と思ったけど、やっぱり嬉しかった・・・

でも、彼の集めた切り抜きの倍位の家賃、スペースに住もうと心の中で思ってました。

だって、仕事を辞める、というのは私の選択肢の中にはなかったから。

そしてもうひとつ。子供は私はいらない。と思っていました。

ふたりで面白おかしく一生送ってやろう、という考えでした。
posted by まりんぼ at 16:12| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | (3〜8話)恋愛そして結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

【第3話】調子に乗る

インドから帰った私はまた働き始める事にしました。

世はバブルに突入しようかという頃で就職情報誌も今の3倍ぐらい分厚くて、服飾
デザイナーの募集もたっくさんありました。

その中で一番大手で一番条件の良さそうな所に目を付けて応募、何だか分から
ないけど、採用されてしまいました。

大阪に本社を置く某大手商社の企画室のデザイナーとなりました。

はっきり言って何ていいかげんなもの作りをしているんだろう、と驚きました。

でもそれなりに頑張って、しばらくここで働こうかなー、と思っていた矢先に何と!
私に東京転勤の内示が・・・

すっごく単純な私は東京の企画室に転勤だぁー、ランラランラララー♪といった感じの
おバカ状態でした。

その頃『シンデレラエキスプレス』というのがはやっていました。

東京と大阪に分かれた彼と私。週末ごとに逢うのよ。新幹線のホームでコマーシャル
で見たようなさよならを毎週するのよ。と勝手に決めて盛り上がっていました。
彼と私の恋は転勤を気にますます燃え上がるはず、と固く信じていました。

それ以上何も考えず、喜んでいたバカな私・・・

とりあえず、報告を彼にしなくっちゃ!と

「東京に転勤しないかと言われたよ。どうしようかなー。」と一言。

帰って来た言葉は思いもかけないものでした。

「あっそう。どうするかって、はっきり言って他人事・・・」

今でもこの時の彼の言葉は忘れられません。突き落とされた気分でした。

絶対愛されている自信があったので「行くな、結婚しよう」という答えを一番求めて
いたのかも知れません。

これは、シンデレラエキスプレスどころか転勤してしまったら私達の関係も終わりだな、
と感じました。

考えの甘さに初めて気が付き、愕然とした瞬間でした。

・・・次の日、上司に転勤を断りました。・・・

転勤を断ったらサラリーマンデザイナーは辞めるしかないです。

彼を失う事を考えたら会社を辞める事は大きな問題では有りませんでした。

その時の自分にとって何より大切なものを選択しました。

今考えると彼の「はっきり言って他人事」という返事は私を行かせまいという彼の作戦
だったかも、という気がしています。

それからも、その一件は無かったかの様な今までと同じ付き合いが続きました。
次の会社もすぐに見つかり、またデザイナーとして働き始めていました。

私は段々あせってきました。20代も後半、これからどうなるのだろう。

安心と安定が欲しい、と強く思い始めていました。

でも自分から、「結婚しよう」とは言えなかったです。ただ言ってくれるのを待っていました。

そんな楽しいけれど不安な毎日が続いたある日、彼に飲みに誘われました。
ちょうど私の26才の誕生日でした。

この続きは次回。どうぞお楽しみに!
posted by まりんぼ at 15:32| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | (3〜8話)恋愛そして結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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