2005年09月27日

【第2話】恋愛話

今日は第2話。前回は皇室のお衣装スタッフを辞めてインドへ旅発つところまででした。

おっとインドに旅立つお話の前に、わたくしその頃実は大恋愛をしていたんです。

こんなにも人を好きになるという事があるんだな、とその頃良く思っていました。

結婚したいと思っていました。
自分からは言い出せないので心の中で「結婚しようと早く言え!!」といつも念じていました。

そんな彼がいたのになぜインドに行きたいと思ったのか?

皇室のお衣装の仕事はがんじがらめの制約だらけでいつもいつも「自由になりたい」と思っていました。

インドに行けば何かが吹っ切れるような気がしました。

上司に告げた会社を辞める理由は「インドにいくから」・・・

帰ってきたら復帰しな、と言われるのが嫌でついでに言った言葉が

「行ったら帰って来ないかもしれません。」

・・帰って来ないわけがないのにねー。
  ラブラブの彼が待っているのに。ウフッ。

インドは素晴らしい国でした。

建物の美しさに目を奪われました。

生活している人々を見て生命力の強さを感じました。

タージマハールに行ってその美しさに息を飲むと同時に時の王様がお后のために
建てたお墓である事を思う時、その悲しい物語と重ね合わせて涙が自然にあふれて来ました。

ガンジス川で沐浴する人達を見てうらやましい、と思いました。

私も死んだらこの川に流してもらおうと思いました。

インドは強烈な印象を私の心に残しました。

何かが吹っ切れた様な気がして今までのしがらみもすべてほんの小さな事のように思うようになっていました。

帰国した私は今までの自分とは違っている事に気が付きました。

人に遠慮する事無く、がんがん生きて行こうと思うようになりました。

インドから戻った私は・・・そして恋愛の行方は・・・

次回をお楽しみに!!

2005年09月23日

【第1話】基礎を学ぶ

ウエディングドレスのオーダー工房を始めるまで、どんな仕事をしていたの?

どんな勉強をしたの?・・・時々こんなご質問を頂きます。

今日から少しずつ連載でお送りします。

わたくし、原田奈美子。たくさん、たくさんの経歴があります。大変な事もたくさんありました。


今日は18才〜24才の頃のお話。

大阪モード学園という所でファッションのお勉強をしていました。

4年間勉強した後、(株)ファミリアという子供服の会社に就職しました。

そこで配属されたのがなんと!皇室紀宮様のお衣装を作る部隊です。

紀宮様のお洋服のデザイン画を描く仕事を3年間しました。

厳しい規制の中でのお洋服作りはけして楽しいものではありませんでした。

でもほんの少しのミスも許されない厳しい職場の中でオーダーの基本、というものを学んだような気がします。

今考えると皇室の服を作るなんて、究極のオーダーですよね。

でも若い私にはがんじがらめでしんどい事ばかりで3年と数ヶ月頑張った後、とうとう会社をやめてしまいました。

やめた後、なぜか『インド』に旅立った私でした。・・・
(第2話に続きます)

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*2016年12月20日追記*
私が勤めていた会社の創業者の話を元にしたNHKの朝ドラ『べっぴんさん』が今、放映されています。

当時は坂野さんはじめ創業者の方々もご健在で会社で良くお見掛けしていました。

ドラマの中では『良子ちゃん』と呼ばれている方はきっと村井常務の事かしら?と想像しながらドラマを毎日見ています。

村井常務はとても明るくて笑顔の素敵な方で良くお声がけいただきました。『良子ちゃん』の印象そのままの方です。

残業が続いている時、部下が野菜不足にならないようにとお手製のキュウリの漬物を持って来られていた事を憶えています。

ヒロインの『すみれさん』こと坂野惇子さんは私にとっては雲の上の存在で怖くて仕事に厳しい方と言う印象を勝手に持っていました。

会長の坂野道夫さんは、毎日のようにお見掛けしていましたがいつも笑顔でとても穏やかな方と言う印象でした。

道夫さんの事で覚えているのが秘書の方のお話です。秘書の方が食べ物を残すと「全部食べなさい!
」と怒られると言う話を聞いていました。戦争に行かれて色々苦労された方だから食べ物を残すと言うのは有り得ない事だったのでしょうね。

道夫さんと惇子さんはいつもおふたりで行動されていました。仲のいいおふたりでした。

今まで朝ドラは観た事が無かったのですが、自分の知っている人がモデルになっているドラマですので毎朝欠かさず観ています。

・・・ちょっとした余談でした。

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